COLUMN / コラム
美容・健康・医療の「プロならでは」のちょっとしたコツをこっそりご紹介するコーナーです。是非取り入れてみてください。
きれいの秘訣
Beauty Tips
「きれい」の秘訣をご紹介するコーナーです。
ウォーキングはランニングよりもゆっくりとした動きですが、一つ一つの動きを意識して美しく歩くとそれだけで効果的なエクササイズとなります。 運動をしたいけれど、ランニングはちょっとムリ・・という方は、ウォーキングから始めてみましょう。一歩一歩が一回のエクササイズに!
ここではフラットシューズでのウォーキングをご紹介します。
ステップ1
まずは良い姿勢から始めましょう
基本の美姿勢 横から見て耳・肩・ウエストの真ん中・腰骨・土踏まずが横から見て一直線になるように。
一度深呼吸をすると良い姿勢がとりやすくなります。
ステップ2
いよいよウォーキングです。
①着地はかかとから。(美脚効果)
②蹴り出しはつま先で。股関節の前側をしっかり伸ばすことを意識して!
(美脚・美尻効果)
③後ろに出した肘はできるだけ伸ばして(二の腕と背中もシェイプアップ)
④目線がぶれないように気をつける(体幹・くびれ効果)
詳しい内容は以下の書籍をご覧ください
睡眠時間は食欲中枢の均衡にとても重要な役割を果たします。これは睡眠により脂質代謝に関係するレプチンというホルモンやそれに伴う交感神経やコルチゾールのレベルが変動することなどによります。美しくなるためには睡眠も大切。太りやすかったり、食欲を押さえられず、ついつい食べ過ぎてしまう人は、しっかり睡眠がとれているか意識してみましょう。
(参考文献)Spiegel K, Leproult R, L’hermite-Baleriaux M, :Leptin levels are dependent on sleep duration: relationships with sympathovagal balance, carbohydrate regulation, cortisol, and thyrotropin.:J Clin Endocrinol Metab. 2004 Nov;89(11):5762-71.
本当は正常範囲内なのに、「自分は太っている」と10代の時に感じていた人は成人してから本当に太ってしまう傾向が高いことが分かっています。これは、健康なのにテレビや雑誌でみるモデルさんなどと比較して自分が「太っている」という誤った体系認識から、痩せるために食事を制限したりして食生活が不規則になり、余計にリバウンドしてしまうことが原因ではないかと考えられています。もし、食事だけのダイエットで段々体型が崩れてきていたら、それはあなたが必要以上に自分が太っていると思い、間違った方法でダイエットをしていることが原因かもしれません。因みに日本人が一番健康で長生きなBMIは22前後とされています。(BMI=体重kg÷身長2m)
(参考文献)Koenraad Cuypers, Kirsti Kvaloy,Grete Bratberg et.al: Being Normal Weight but Feeling Overweight in Adolescence MayAffect Weight Development into Young Adulthood An 11-Year、Journal of Obesity,Volume 2012, Article ID 601872, 8 pages
賢く健康に!知って得する健康情報
Health Tips
間違えがちな健康の常識・非常識、そして最新の健康情報をお届けするコーナーです。
良くやる間違いに「痩せたいから運動前の食事はとらない」ということがあります。これは返って逆効果。空腹での運動は、血糖値が下がり脳に栄養が行かなくなりますから、精度が落ちるだけでなく、必要な栄養を筋肉から補わなくてはならなくなり、体脂肪が効果的に燃焼されません。運動前には消化の良い炭水化物でエネルギーを補給し、運動後は質の良いタンパク質や野菜などのビタミンをバランスよくとりましょう。
世界の中で比較しても痩せ過ぎの多い日本人。痩せすぎていたり、高齢になってからの低栄養は寿命を縮めたり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こしたりすることが厚生労働省や国立長寿研究医療センターなどの調査でも明らかになっています。 アンチエイジングがブームとなって、流行の健康情報に飛びついて一日一食とか、炭水化物抜きなどの極端なダイエットを行っている人がいます。主治医や栄養士のアドバイスのもとに治療として行う場合を別として、むやみに自己判断でダイエットをすると、返って老化を早めとても危険であることを知りましょう。
(参考文献)新開省二、50歳を過ぎたら「粗食」はやめなさい 草思社 2011.3
ロコモティブシンドロームの原因の一つである骨が弱くなり骨折のリスクが高まる骨粗鬆症。タバコを吸うことが骨粗鬆症の原因となることをご存知ですか? 20年ほど前から喫煙者では骨が弱いということが分かっていますが、最近になりそのメカニズムまでもが科学的に解明されています。骨は、お肌が一ヶ月でターンオーバするように、骨芽細胞が新しい骨を作り、と破骨細胞古い骨を再吸収する、ということを繰り返していきます。ところが喫煙者ではこの破骨細胞の働きが正常に比べてとても高くなり骨粗鬆症になるとのことです。 骨粗鬆症対策には、食事・運動・薬などだけでなく、喫煙も注意する必要があります。
(参考文献)1. John Llewelyn Hopper, and Ego Seeman The Bone Density of Female Twins Discordant for Tobacco Use : N Engl J Med 1994; 330:387-392 2. Danjun Ma, Yan Li, Bryan Hackfort, Yingchun Zhao, Jing Xiao et.al, Smoke-Induced Signal Molecules in Bone Marrow Cells from Altered Low-Density Lipoprotein Receptor-Related Protein 5 Mice: Journal of Proteome Research 2012 11 (7), 3548-3560
知って得するプロの技
Professional Advice
医療現場・スポーツ現場の最善での知識と経験から培った技を、お届けするコーナーです。
1.テープの端は丸く切る、が正解。
テーピングのテープや湿布を貼るときには角が残っているとはがれやすく、またカーブに合わずによれる原因となります。
テープの四隅を丸くカットしてから使いましょう。
ちょっとした一手間で使い心地が良くなります。
2.テープに切り込みを入れる。
<例:足の親指にけがをしたときなどのテープの貼り方>
指は、となりの指との股があり少し貼りにくい場所ですが、切り込みを入れることでとれにくく、しっかりと貼ることができます。
・10~15センチくらいのテープを写真のように切り込みを入れます。
・さらに切り込みを入れます。
・大きな切れ込みを指のまたから張り出します。
・くるっとまいて出来上がり。
1.まず傷口をきれいにします。水道水などの流水でしっかりと汚れを落としましょう。(汚染されていない比較的きれいな傷は、イソジンなどの消毒液は返って傷表面の組織を傷めてしまい、傷の治りを遅くしてしまうことがあります。)
2.止血する。滅菌ガーゼで傷口を上から圧迫し、手足なら心臓よりも高くします。指や腕の付け根をむやみに圧迫すると血行不良やうっ血の原因となることがありますので注意しましょう。
3.出血している場合はガーゼで保護しますが、出血が治まった傷はハイドロコロイド(キズパワーパッドなど)で保護することがおすすめです。
通称タコやウオノメと呼ばれているものは角質層の防御機転としておきる角質の増殖で、サイズの合わない靴などを履いていると生じやすいようです。 タコ(正しくは胼胝《べんち》)は長時間横方向の摩擦と圧迫を繰り返して生じ押さなければ、あまり痛みがないのが特徴です。
一方、ウオノメ《鶏眼》は長時間縦方向の圧迫が加わり円錐状に生じます。ゆびとゆびの間の骨の当たるようなところに出来やすく、圧迫されると痛い痛みを伴うのが特徴です。 どちらも厚くなり、痛みの原因になる様であれば、取り除いた方が良いでしょう。自分で処置をする場合はスピール膏などを使って除去します。
タコやウオノメの予防には、良くフィットする靴選びと歩行時の正しい重心移動が大切です。
詳しい内容は以下の書籍をご覧ください
外反母趾とは足の親ゆびが内側にはいって変形した状態を言います。これは足の中の筋力が落ちて本来のアーチがつぶれて足の幅が広がることなどに原因があるようです。外反母趾になるとつま先に体重がかけられなくなり、姿勢が悪くなったり、肩こりや腰痛の原因になることも。 足の固有筋を鍛えるエクササイズやテーピングで進行を予防していきましょう。
詳しい内容は以下の書籍をご覧ください